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 「平成の大合併」については行政サービスの低下などさまざまな議論がありましたが、自治体名の変更に関連して「漢字の消滅」という問題もあるようです。早大の笹原宏之さんが雑誌『言語』8月号の特集に寄せた論文で知りました。

 北海道椴法華(とどほっけ)村の「椴」、熊本県泗水(しすい)町の「泗」、青森県三厩(みんまや)村と岩手県千厩(せんまや)町の「厩」など、合併により市町村名から消えた漢字が多くあるとのこと。こうした常用漢字外の漢字も、自治体名に使われていれば報道などを通じて多くの人の目に入ります。しかし、その名前がなくなれば、たとえ市町村の中の行政地名として残ったとしても、全国的な認知度は下がっていく……。漢字文化を考えるうえでも見逃せない話です。(一)

<毎日新聞 2006年07月23日>
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